「私をスキーに連れてって!」~2年越しの願い叶って
ついに、スキー教室が実施できました。
昨年度、雪がないため実施できなかった本校としては、この行事ができることは、2年越しの願いでした。
今朝の久万高原町の天気は、8時過ぎから昼間で小雨の予報。でも、スキー場はきっと雨ではなく雪に違いない!と祈りながら、出発式を行いました。
バスに乗り込む前と降りた後、手指消毒を丁寧に行います。
どんより曇った空の色とはかけ離れたような高いテンションの子どもたち。久万スキーランドに到着しても雨は降らず、ゲレンデは真っ白!願いが叶いました!スキー教室ができます!!
開会式。はやる気持ちを抑えて、久万スキーランドの総支配人の方のお話をしっかり聞きます。
スキーを始める前の最大の難関は、ブーツ装着です。けれど、子どもたちは意外に楽にブーツを履きました。先生たちの方がずいぶんと苦労していました。
いよいよゲレンデに繰り出しました。準備体操を入念に行います。
まずは、板を1本だけ履いて、練習開始です。
柔道でまず最初に練習するのは受け身とよく聞きます。それと同じように、倒れ方、起き方の練習から入ります。そして、1本の板だけで歩く練習、その後その1本の板に体重を乗せて片足で少し滑ってみます。
2本目も履いて、倒れる練習、歩く練習。そして、スポーク(両手に持つ杖)を持たないまま、少し高いところから滑りおりる練習へ。
これらの練習をした後、やっとスポークを持って、本格的な練習が始まりました。
中・高学年はさすがです。初心者コースの頂上から、スピードをしっかり制御しながらボーゲン(八の字の足の型)で滑走することができていました。午前の部の最後には、低学年も上学年に混じってボーゲンで滑ることができてきました。
午前の部は、雪の中の練習でした。雪の降る勢いも強まり、運動していたとはいえ、体がかなり冷えてきました。ちょうどそのタイミングで昼食となったのはラッキーでした。
配膳はセルフサービスですが、低学年の分は高学年がお手伝いしてくれました。
冷え切った体にはとてもありがたい、あったかいうどんです。いただきま~す!
食堂の皆様、最高においしいうどん、ありがとうございました。ごちそうさまでした!
さあ、午後の部です。
雪は止みましたが、かなり濃い霧の中でのスタートとなりました。
高学年は、リフトに乗って頂上に登りました。ターンを加えたボーゲンで、丁寧に練習します。
コースの中腹で上を見上げると、一般のスノーボーダーの姿が至近距離で突然現れる、といった「ホワイトアウト」の状態でした。危険を感じるほどではありませんでしたが、貴重な経験をしました。
そのうち、4年生もリフトで上に上がって、頂上からの滑走に挑戦しました。
溝にはまり込んでもなんのその!
さて、初心者コースで練習する子たちは、見事にボーゲンをマスターしていました。
「来たときよりちょっぴりでも上手になろう。」のめあて、全員達成です!!
全員上達して大満足の記念写真を撮りました。
閉会式では、楽しかったことや感謝の気持ちを、スキーランドの方にしっかりお伝えしました。
帰る頃には、こんなにもいい天気。雪山の様々な天気にふれることができたのも、思い出の一つになりましたね。
今年は、新型コロナウイルス感染予防対策のため、久万高原町のマイクロバスではなく、伊予鉄の大型バスで送迎してくださいました。
久万高原町と伊予鉄バスの皆様に、心からお礼申し上げます。
子どもたちを引率した7名の先生たちのうち、6名は初めてのスキー教室でした。
直瀬っ子のみんなと一緒にスキー教室ができたこと、みんながこんなに上手になったこと、いろんなお話ができたことなど、たくさんのうれしい思い出が先生たちにもできました。
スキー教室ができて本当によかったね。
保護者の皆様にも、これまでの、今朝早くからのご準備など、大変お世話になりました。ありがとうございました。