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租税教室(5・6年)

2020年12月17日 17時30分

税金の大切さを学ぶ

 

 今日は、5・6年生を対象に、久万高原町住民課の菅様をお招きして、租税教室が行われました。

 

 まず、今の日本にはどんな税金があるか知る学習を行いました。

 すでに知っている税金を聞くと、消費税がすぐ出てきました。これは自分たちも払っているので、どの子も知っていましたが、固定資産税など、子どもたちに馴染みがない税金を発表する子もいました。さすが高学年、社会科で学んだことがしっかり定着しています。

 

 次に、いろいろな施設や建物が税金を使ってできているかどうか、○×クイズ方式で考えました。

 

 クイズの正解はDVD鑑賞の後、ということで、「もしも税金がなくなると、世の中はどうなるか」というテーマのアニメーションを見ました。

 

 DVDの内容は次のとおりです。

 税金がなくなると、大変な世の中になります。

・ 家の回りの道に出してある家庭ごみは、回収する人がいないから、何日もほったらかし。

・ 道路を渡るにはそこを管理する個人に通行料を払う。

・ 橋も壊れると修理する人がいない。

・ 警察に駆け込んでものを尋ねるのにも料金がいる。

・ 公園も私有地化してビルが建設される。

・ 自宅が火事になって消防署員に救助された場合、後から消防署から消火・救助費用を請求されるなどなど。

 

 DVDを見た後、○×クイズの正解を教わりました。コンビニやデパート、遊園地など、個人が経営する建物以外の「公共」のものが税金で建てられている、ということを知りました。

 

 直瀬小学校は、平成3年に4億円以上という巨額の税金を使って改築されたそうです。皆さんのおかげで、こんなにすてきな校舎で私たちは生活することができている、ということです。

 では、1億円はどれだけのものか?ということで、そのサンプルを子どもたちに紹介してくださいました。

 

 大きなジュラルミンケースいっぱいに詰まった一万円札の固まり(一万枚!)を見て、驚きの声を上げていました。その固まりを一人ひとり持たせていただきましたが、子どもたちにとってはかなりの重さだったようです。

 

 男子二人は、ケースごと持ってと○ずらするシーンを再現してみましたが、ケースが重すぎたようですぐに捕まっちゃいました。

 

 今の世の中、何を買っても消費税がかかり、代金がかなり上がってしまうことにちょっぴりゆううつになります。しかし、今日の授業を通して、税金が世のため人のためにおおいに役立っていることをしっかり理解することができました。この子たちも、今日の学習で得た知識を忘れず、大人になったときには清き納税者として社会を支える一員になろうと、決意を新たにしてくれたことと思います。

 菅様、今日は本当にありがとうございました。