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どんど焼き

2021年1月10日 17時10分

青空と雪景色の中で

 

 今日の直瀬は、雲の間からの日差しに照らされた雪景色が格別でした。

 

 

 その美しい光景の中で、直瀬地区のどんど焼きがありました。

 上直瀬地区は、午前中に行われました。

 

 お正月飾りや門松などでやぐらを組み、祝詞を奏上し、玉串をお供えするなどの神事を終えた後、火入れをしました。

 

 その火でお持ちを焼き、御神酒を温め、するめや鯛を焼いて、集まった皆さんにふるまいます。焼いたお餅はぜんざいの中に入れます。早朝から、婦人会の皆様が早朝からぜんざいを作ってくださっていたのです。

 

 直瀬っ子たちも、お家の方と一緒に続々集まってきました。ぜんざいを食べたり、雪遊びをしたりして、楽しく過ごしていました。

 

 

 午後は、下直瀬地区のどんど焼きがありました。

 

 下直瀬のどんど焼きのやぐらは、上直瀬とは形が違います。天にそびえる大きな山の形に竹を組み、門松やお飾りなどを中に入れています。

 

 公民館長さんが御神酒をふりかけ、合掌したのち、火入れをします。

 

 ものすごい勢いで、煙が舞い上がりました。

 

 途中で強い風も吹いたため、あっという間に、ほとんど燃えてしまいました。

 ここからは、消防団や運営委員の皆さんが、外側の竹や木の葉などを丁寧に火の中に入れ、全て燃やし切ってしまいます。

 

 新型コロナウイルス感染予防のため、下直瀬地区では今年は餅やちくわなどを焼いてふるまうことをしませんでした。それもあり、今年のやぐらがこれまでで一番小さかった、と朗生会の方がおっしゃっていました。それでも、地域の大切な行事、お天気にも恵まれて、無事実施できてよかったです。

 

 はるか昔からの行われている年中行事が若い世代に受け継がれ、令和の時代にもこうやってたくさんの大人や子どもが集まって楽しいひとときを過ごす。本当に意義深い時間です。

 直瀬っ子のみんなが大人になった頃にもまた、成人の日の頃はこの「どんど焼き」を運営し、やぐらを組んだりぜんざいを作ったり、縁起物をいただいたりしながら、近況を語り合うときが来るのでしょう。