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直瀬小学校区人権教育推進大会

2020年12月13日 17時00分

人権の花を咲かせました

 

 今日、直瀬小学校区人権教育推進大会がありました。

 この大会は、人が個人として大切にされ、それぞれの違いを認め合い、一人ひとりが輝きながら、みんなで支え合う地域社会づくりを目指そうとするものです。

 この目的に沿って、保育や授業を公開し、人権に関する講演会を開催しました。

 

【幼稚園 クリスマスツリー作り】

 親子でふれ合いながら、クリスマスツリー作りを行いました。保護者の方に手伝っていただきながら、すてきなツリーを作りました。中にランプを入れると、色とりどりの光がとてもきれいに輝いていました。

 

【1・2年 道徳「いのちのまつり ヌチヌグスージ」】

 「いのちのまつり ヌチヌグスージ」というお話をもとに、命のつながりについて考えました。

 自分の家の家系図やお家の方からのお言葉から、たくさんの人の命がつながって自分の命が生まれてきたことに気付き、自分の命のすごさを感じることができました。

 

 

【3・4年 道徳「Not My Fault ~わたしのせいじゃないよ~」】

 「Not My Fault」という絵本を読んで、いじめをなくすにはどうすればよいか考えました。子どもたちは、いじめがおこるのは誰のせいか話し合うことを通して、「みんなが仲良くする」「いじわるしない」などのほかに「見て見ぬふりしている人(傍観者)もいけない。その子に声をかける、先生に伝えるなど、できることがあるのでは。」といった意見を発表する子もいました。

 

【5・6年 学級活動「『松山事件』から考える」】

 「松山事件」(えん罪により、無実の人が29年間収監された事件)を取り上げ、基本的人権の大切さについて考えました。それをもとに、自分にとって大切な人権が何かを考え、人権に対する理解を深めました。

 

【全体会 講演「人権感覚を育む家庭教育のために」】

 参観授業の後、全体会を行いました。今年は、愛媛県ネットワーク協会代表理事、メンタル・トレーナーの幸田裕司先生をお招きして、人権をテーマにしたご講話をいただきました。

 人権感覚を育むための基本は、コミュニケーションをとる際まず相手を見ること、言葉にして伝えることなどであること、そして、他人も自分もいいところを見つけることが大切であるということ、また、大人は聴き上手になろう、違いを前提にせず認めよう、といった貴重なお話をしていただきました。

 マジックやじゃんけんゲームあり、漢字クイズあり、とても楽しい1時間半があっという間に過ぎていきました。

 

 

 今年は、感染症対策の影響で、直瀬地区の多くの皆様にご案内することができませんでした。それでも、保護者や地域の皆様が、それぞれ感染予防対策をしながら多数ご来校くださり、推進大会が盛大に開催できました。おかげで、直瀬の町に大きな大きな人権の花を咲かせることができました。

 この会の準備、運営に携わってくださった久万高原町教育委員会及び運営委員の皆様、大変お世話になりました。

 

 皆様、誠にありがとうございました。