校内研究授業(3・4年)
2020年10月18日 11時00分3・4年生、頑張りました!
10月14日(水)に、3・4年生の複式学級の校内研究授業が行われました。
教科は国語、3年生は「ちいちゃんのかげおくり」、4年生は「ごんぎつね」という物語の学習です。この授業ではともに、主人公の命のともしびが消えていこうとする瞬間、つまり物語のクライマックスの場面を取り上げた学習でした。
教師が3年生の前に立ったり4年生の所へ行ったり、「わたり」という移動を伴う指導を行うのが、複式学級の授業の特徴です。授業の準備も単学年の学級の2倍の労力が必要です。子どもたちも、先生が違う学年の指導をしているときは、自分たちだけで学習を進めなければならない分、大変です。複式学級のある学校では、教師も子どもたちも、そんな苦労を抱えながら、毎日の学校生活を営んでいるのです。
子どもたちは、全校の先生たち全員に取り囲まれていたにもかかわらず、緊張せず普段通りの姿を見せていました。
戦争で家族を失った主人公の「ちいちゃん」は、最後幸せだったのか。主人公の「ごん」は、兵十(ひょうじゅう)に鉄砲で撃たれながらも、その兵中に自分の気持ちに気付いてもらえたことをどう思っていたのか。そんな難しい課題と真剣に向き合い、自分の考えをしっかりと書いたり発表したりしていました。
子どもたちにも、参観した先生たちにも心に残る、すばらしい授業でした。