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防犯教室

2020年7月28日 16時20分

もしものときにどう動く?

 

 夏休みに入る直前の恒例行事となった不審者対応避難訓練と防犯教室。今年も学期末の今日、講師として川瀬駐在所のO氏をお招きして開催しました。

 

 9時25分、2時間目が始まるチャイムが鳴ったかと思うと、玄関の呼び鈴が鳴りました。

「ピンポーン!」

職員が対応しようと玄関ホールに出ると、おもむろに扉を入ってきた「お客さん」(O氏です。)が、

「腹減った~!給食食べさせろ~!!」

「すみません。まだ給食の時間ではありません。どうぞ、お引き取り願えますか。」

「何~!こら!はよ食わせろや!!」

 

 さすまたを持った職員も駆けつけ、客を落ち着かせながら壁際に追い詰め、さすまたで身動きを封じました。

 

 

 その間に別の職員が、校内放送で、

「ただ今、不審者が侵入しました。先生の指示に従い、体育館へ避難してください。」

と呼び掛けました。

 子どもたちの移動、待機の様子はとてもすばらしいものでした。どの子も真剣な表情です。幼稚園児も含めて、体育館への避難は、開始から完了まで2分とかかりませんでした。

 

 続いてはO氏による防犯教室。DVDを視聴した後、ご講話いただきました。不審者から突然、優しくも荒々しくも声を掛けられたときどうするか、その具体的な方法をいくつもお話くださいました。

 

 最後には、小グループごとに、「たすけて~!」と大声を出す練習をしました。声が一番大きかったのは3・4年、次に1・2年、幼稚園児、5・6年は少し恥ずかしかったようですが、練習(訓練)あるのみです。

 

 「いかのおすし」からスタートした合い言葉は、今や「今日は いかのおすし 一人前」と言うようになりました。

 

きょ・・・・・・距離をとる

う ・・・・・・後ろに気をつける

は ・・・・・・早めに帰る

いか・・・・・・行かない

の ・・・・・・乗らない

お ・・・・・・大声で叫ぶ

す ・・・・・・すぐに逃げる

し ・・・・・・知らせる

一人・・・・・・一人で遊ばない

前 ・・・・・・出かける前に「誰と・どこへ」行くか伝える

 

 この合い言葉と一文字一文字の意味を覚えておくのは簡単です。大切なのは、いざというとき、合い言葉の行動がとれるかどうかということです。学校・園でも、繰り返し指導を続けていきたいと思います。

 

 川瀬駐在所のO様、本日は貴重なお話をいただき、誠にありがとうございました。