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1週間の風景②

2020年7月5日 10時20分

命にふれて

 

 5・6年生は、理科の学習で「植物の養分と水」の学習をしています。先週の学習の内容は、葉の蒸散についてでした。授業中に校内の植物の葉にビニルをかぶせて、本当に蒸散が起きているか調べる準備をしていたところ、翌日の木曜日の朝には・・・・・・。

 

 

 ビニル袋の内側は水滴だらけ、そしていくらか水がたまっているのがしっかり確認できました。

 植物も生きている、ということを実感できた学習でした。

 

 

 金曜日のある休み時間、玄関ホールのアマゴが住む水槽を見つめる子がいました。水槽を正面から見たり、かがんで横から見たり。アマゴの数を数えていたようです。

 

 そこには主(ぬし)とも言える大きなアマゴが1匹いますが、最近はいつ見てもこの1匹だけが悠々と泳いでいる姿しか見えません。よく見ると、岩陰に隠れてひれを動かす小さなアマゴが1匹だけ見えました。5匹はいたはずなのですが、2匹しかいなくなっています。でもこの子が「4匹はおる。」と教えてくれて、少し安心しました。

 

 調べてみると、アマゴも共食いはするようで、小さなアマゴはこの主に食われないよういつも隠れているのでしょうか。

 自然界の生態系の厳しさを改めて感じます。

 

 毎日の学校生活でも、「命」にふれる瞬間がたびたびあります。その瞬間にうれしいと感じることも悲しいことも、驚きに心揺さぶられることも、全て大切な学びなのです。